今朝しんぶんを取りにいったパパが、「来ていたぞ」って、ママにふうとうをひらひらさせていた。
あたしもさっそくにおいをかいでみたわ。うーん・・おいしそうな感じじゃないわね。そんなにいいものなのかしらこれは?
「くぅちゃんも我が家の家族の一員としてもらえたらいいのにね。子供だから2万円。そしたらおいしいものも食べさせてあげられるのに」とママが言った。
なによ、あたしはのけものなの? それはちょっとざんねんね。
今朝しんぶんを取りにいったパパが、「来ていたぞ」って、ママにふうとうをひらひらさせていた。
あたしもさっそくにおいをかいでみたわ。うーん・・おいしそうな感じじゃないわね。そんなにいいものなのかしらこれは?
「くぅちゃんも我が家の家族の一員としてもらえたらいいのにね。子供だから2万円。そしたらおいしいものも食べさせてあげられるのに」とママが言った。
なによ、あたしはのけものなの? それはちょっとざんねんね。
あたしがこの前起こしに行ったおかげで、にいがたもようやくさくらが開花したそうよ。
さくらさんが起きたかわりに、あたしがねむるわね。 しゅんみんあかつきのイレブンとかなんとやらよ。
ママが "みずな" というおやさいを水にさしていたら、黄色い小さなお花がさいたわよ。
あたしは今まで みずな はあんまり好きじゃなかったけれど、かわいいお花を見ていたら、ついつい葉っぱをもしゃもしゃと食べてしまった。
これがつまり、食べちゃいたいほどかわいらしいというものなのかしら。あたしもママによく言われるわ。でも、食べられちゃうのはかんべんねがいたいわね。
せなみ という場所に行ってきた。町のあちこちから温泉のにおいがしているの。
温泉がわきだしている場所で、おんせんたまごというものを作ってみたわ。ちゃんとかごも置いてあって、しんせつね。あたしはたまごが大好きなので、もうね、わくわくしっぱなし。
「くぅちゃんも、いっしょに入る?」とママは言うけれど、ちょっとどうにも熱そうだわよ、えんりょしておくわ。
それでね、本来おんせんたまごっていうのは、半じゅくのとろとろらしいのだけれど、 「ママはそういうの、好きじゃないの」というひとことで、けっきょくできあがったのは、おんせんかたゆでたまごだったの。 あたしは食べられればなんでもいいけれど、パパはちょっとふまんそう。
どんまい。
あたしのゆめは、 めいたんてい。 めいたんてい・くぅ があたしのやぼうなのだわ。
今ね、あたしは はりこみちょうさ というもののれんしゅう中。 ものかげにかくれて、相手に気付かれないようにしているの。
ターゲットはママが作っているおいしそうなごはん。 わずかなすきを見て、つまみ食いするのが今日のかだいよ。
問題は、あたしのにんたい力が1分と持たないこと。
けっきょくおいしそうなにおいに負けて、ママの所にかけよっちゃうのよね。 ああ見つかっちゃった。
とっとっとっとっと
あたしが歩くと、音がするの。 とっとっとっとっと って。
でも、つめがのびてくるとゆかとぶつかって、 かちゃかちゃかちゃかちゃかちゃ って音になっちゃう。 きのうまで、かちゃかちゃかちゃかちゃ っていう音をさせながら、歩いていたの。
きのうの夜、パパがあたしのつめを切ってくれた。 まあね、あたしはつめ切りがあまりうれしくないのだけれど。
だから今、あたしが歩くと、とっとっとっとっと って音がするの。
とっとっとっとっと
この間、パパとママと せなみ というところに行ったわ。前に書いたけど、またその続きを書くわね。
ここは有名なおんせんち。
せなみ に行くとかならず行く「あしゆ」
おんせんたまごと同じでパパとママはここが大好きなの。
あたしも行ってみたわ。
くんくん、これはなんににおいかしら?
「ママがくぅちゃんもはいる?」って言ってたけど、あたしはワンコさんだからやめておいたわ。
パパとママは「あ〜、気持ちがいい」ってまんぞくして帰ってきたわ。
みなさんこんにちは。くるみです。
あたしはうつり気なくるみさんなので、しゃしんをとられるのがイヤな時もあるの。
「せっかくいいシャッターチャンスだったのに、カメラを向けるとくるみの注意が別方向にいっちゃうから、チャンス台無し」って、パパもぶつぶつ言っている。そんなこと言われても、しかたないじゃない。
だから、あたしはパパとママのために、こっそりあたしの ぶんしん を用意してあげた。
あたしがしゃしんのモデルになれないときは、ぶんしんさんにしゅつえんをおねがいするわ。みなさんも、よろしくね。
あたしはパパとママとガチョウさん?あひるさん?
いえ、ダチョウさんを見てきたわ。
あたしはダチョウさんをはじめて見たのだけど、とても大きくてびっくりしたわ。
あたしが行った時は遠くの方にいたのだけど、ママが「こっちへ来ないかしら?」って言ってたら、ドスドスとやってきたわ。
ちょっ・・・、こなくていいから。
あたしはあまりに大きいのでちょービビってしまったわ。
でもママが「ダチョウさんの卵は大きいのよ」とおしえてくれた。あたしはゆで卵が大好きなので、ちょっときょうみがあるわ。ダチョウさん、卵を1個あたしにわけてくれないかしら?
あたしは今、おしおき というものをされているくるみさんなの。
なぜ おしおき をされているかと言うと、そうね、ちょっと長くなるけれど聞いてくれるかしら。
あのね、さいきんママが、にんてんどうDS というもので遊んでいるの。 あたしはママといっしょに遊びたくてしかたなかったのね。 そしたらこの前、ママがパパからかかってきた電話でお話しているとき、にんてんどうDSから何かがぽろりと落ちたの。 だからあたしはさっそく遊んでみた。 がしがしがし。
うーん。にんてんどうDSは、あんまりおいしくなかったわね。ちょっとがっかり。
電話を切ったママはあたしを見るなり、ひめいをあげたわ。
そして、つまりあたしは おしおき というものを受けることになったのよ。
「くぅちゃんなんか知りません! ハウスにはいって反省しなさい!」って、えらいことしかられたわ。なによ、あたしだってにんてんどうDSで遊んでみたかっただけなのに、なっとくできないわ。
ちなみにママは、すぐさまパパにおりかえし電話をして、「今すぐ新しいペンを買ってきてよ。くぅちゃんに壊されたのよ。今すぐよ!」と、えらいけんまくでうったえていたわ。 とばっちりを受けたパパもさいなんだわね。 パパ、どんまい。
え? おまえが言うな? あらやだ。おほほほほ。
・・・・さて、と。
いったいあたしはいつまで おしおき をしていればいいのかしら。
そろそろあきてきたわよ。 つまらないわね、おしおき って。
きのう、五泉のあわしま公園にお花見に行ってきた。 あたしはおいしいものが食べられるお花見が大好きなのだわ。
ところがおいしいものまでとどかないのよ、ちょっとどうにしかしてよ。
そしたらママが、「くぅちゃんのお弁当もちゃんと用意してありますよ」と言った。 うれしいわ。あたしのおべんとう、早くちょうだい。
・・・・うーん。
そりゃあね、あたしはふだん、きゅうりもにんじんも好ききらいせずちゃんとたべるわよ。でもね、このごちそうの前では、もうしわけないけれど ふんっ ていう感じ。 とりあえずイチゴは食べたわ。あとは見向きもしなかった。 まわりの人は「正直だなぁ」と笑っていた。
あたしはママからちょっとだけ、ごちそうをもらった。 でも、まだまだ不満。いつまでもきゅんきゅん泣いていたら、「これ以上はあげられません!」てしかられた。なによケチ。 いいわよ、ふてくされてやるんだから。
あたしは こうしゅうのめんぜん にもかかわらず、おとめにあるまじきはしたないかっこうでねてやったわ。
ふんだ。
ふてくされてるんだから。
ふん。
天気が良いと、くしくしも気持ちいいわね。 え? くしくしってなんだ? クシよ、クシ。ブラシのことだわよ。ママが "くしくし、しましょうね" って言うから、わがやでは くしくし なのよ。
もうね、ぽかぽかようきの時の くしくし は、気持ちよくて気持ちよくて。
とろとろ〜 って感じ。
やきたてのパンが、とってもおいしそう。でも、あたしはすじがねいりこんじょうなしのくるみさんなので、どうにもこうにも、ここから先に進めない。
かなしくてかなしくて、きゅんきゅんおハナがないちゃうの。
あたしはおひるねがしゅみの、くるみさん。 今日もいっしょうけんめいおひるねにいそしんだ。
最近はただたんにねるだけでなく、いろいろと技を考えているの。きょうはその一つをお見せするわ。
名づけて 「くるみの く の字はこう書くの」 の技よ。
どう?
「く」の字に見えるかしら。
パパは、「おまえ、そんなかっこうで良く寝ていられるな」とあきれているけれど、ふふふ。あたしを甘く見ないでほしいわねまったく。
ごみばこの中から紙をひろってきて、ばりばりとかみちぎるのがあたしのひそかなしゅみ。
もちろんすぐにママに見つかってしかられるし、ハウスにとじこめられちゃうの。やってはいけないとは知りつつ、でも、どうしてもたまにやっちゃうのよね。
実はこのまえ、あたしのせいでわがやは朝から大そうどうだったの。ちょっと長いけれど、聞いてね。
このまえのゴミ出しの日、パパが仕事へやのごみをふくろの中にすてていた。 あたしは袋の中をクンクンして、中から一枚の 「それ」 をひろいだした。 おへやのすみに持って行って、さあ、これからばりばりにかみちぎるわよ、ってとき、やっぱりママに見つかっちゃった。ああ、またあたしはハウスにとじこめられちゃうのね。
「くぅちゃん、またゴミ箱から何か拾ってきたでしょ!」 そう言いながら、あたしがひろってきた「それ」を取り上げた。『はてな?これはなにかしら?』という目で「それ」を見ていたママの目が、ぐんぐんとつり上がった。 あたし知っている、このまえにんてんどうDSのペンをあたしがばりばりにしたときと、おなじ目つきだわ。 あたしはそうとう長くハウスにとじこめられちゃうのをかくごした。
でもね、ママは 「それ」をにぎりしめると、まだねていたパパのところに行った。
「ちょっと!これ、4等くらいは当たっているんじゃないの?! しかも一年以上経過しているからもう無効じゃない! どーすんのよ。10万円くらいにはなっていたはずよ。どーすんのよ!」
と、えらいけんまくでおこっていた。
あらあら。あたしはハウスに入らなくてもいいのかしら? なんだかよく分からないけれど、パパがしかられているわ。
そうどうのげんいんはこれ、
さいこうで6おく円もらえるくじなんだって。 あたしがゴミばこの中からひっぱりだしてきたのはきょねんのもの。「今までで一番多く当たったから、記念にしておこう」と、パパがつくえの中に残しておいたんだって。
「あーもうっ! 信じられない。ちょっとどういうことよ! あったまきちゃう!」
ママはもうとにかくおこりまくり。パパは 『えーと。そうだっけ?なんかふに落ちないな』という表情をしながらも、しょぼーんとしていた。
ママはぶりぶり怒りながら、パソコンをひらくと、くじ のホームページをひらいてしらべていた。
「あら、4等の賞金は1万円ちょっとなのね」と言って、ちょっとしょぼんとしていた。 「でも、1万円だって大きいわよ!」 と、またパパをしかっていた。パパは、「ごめん」て小さくつぶやきながらじぶんのへやに逃げていった。 パパ、さいなんね。
ママはもう一度、よーくパソコンを見た後で、ちょっと気まずい顔になった。そしてパパのところに行くと
「あのね、かんちがいしていた。当たりは3つハズレまでだった。これは4つハズレだからダメね。4等にもならないわ。ごめんなさい」 と言っていた。こんどはパパのたいどがでかくなって、ママはしょぼんとしていた。 なんだかせわしないわね。
あたしにはなにがどうなっているのかむずかしくてさっぱりだったけれど、わがやの朝の大そうどうは、こうして一気にしゅうそくしたの。
けっきょくあたしは良いことをしたのかしら。悪いことをしたのかしら。よくわからないわ。
ひとつはっきりしているのは、あたしはしかられずにすんだのでラッキーってことね。
「くぅちゃん。そろそろくっさくなってきたから、シャンプーしましょう」
ママに言われて、このまえあたしはシャンプーされた。
シャンプーの後は耳そうじ。 あたしのように耳がたれているわんこさんは、がいじえん というのになりやすいから、耳の中に入った水をちゃんとふきとらなければならないの。 あたしもママも、あのとき はさんざんだったものね。もう がいじえん はこりごりなのよ。
だから耳そうじもがまんしなきゃならない。それはわかっているのだけれど、あたしは耳そうじがいやでいやで、
ぐぎぎぎぎっ って歯ぎしりしちゃうの。
でもがまんしているのよ。いいこでしょ。 へんな顔になっちゃっているのはごあいきょう、だけど。
こんなときでもカメラ目線。そうよだってあたしはアイドルのくるみさんだもの。
ママが とくばいひん というものを買ってきた。それはなにをするもの? おいしい?
うおっ。
あたしは とくばいひん なんかおよびじゃないのよ。ちょっと。
でもまあ美しくなるのならがまんするわ。
でも、なんで とくばいひん なのかしら。いまひとつなっとくいかないわね。