はみがき。
あたしはだんこていこう中。
きょうは 「けいちつ」っていう日。 ストーブの前でまるまっていたくるみさんが、もぞもぞと動き出す日のことよ。
きょうのにいがた市はとてもいいお天気。まだちょっと寒いけれど、あたしはお庭でひなたぼっこ。
そして、ちょっと出てきた草をもしゃもしゃと食べてみたわ。
あたしは一日二回のごはんが楽しみでしかたがないの。
あたしのごはんはたたみのおへやの中にある。でも、あたしはたたみのおへやに入ってはいけないの。
パパがごはんのよういをしているとき、あたしはたたみぎりぎりのところにすわっておぎょうぎよく待っている。 でも時間がかかると、「ねえ、早くしてよパパ」って、きゅいんきゅいんお鼻がないちゃうの。
この前パパはあたしにいじわるした。「ほらごはんだよ。でも、まだあげないよ」って、あたしのお皿を持ったままなの。
あたしはがまんのげんかい。じっとしていられなくて、線からはみだしておへやのなかに入ってしまう。すかさずパパが「入ったらだめだよ」って言う。あたしはあわてて後ずさりして、たたみをふまないようにする。
あたしはごはんが好き。 でもいじわるするパパはきらい。
梅の花。というものがさいていたわ。
春はすぐそこに来ているのね。 でもあたしとママはまだまだ寒くて、まいにちストーブの前からはなれられないのだけれど。
おまけ画像。
あたしのセクシーショット。
うふんあはん。
あたしはハクサイが好き。とりわけしんの部分を、しゃりしゃりと食べるのがさいこうね。
ママの妹さんからたくさんのハクサイをもらって、さいきんわがやはなべりょうりが多いの。
今日もあたしはハクサイをもらって、しゃりしゃりと食べるの。
みなさんこんにちは。くるみです。
みなさんは 「かふんしょう」 というものはだいじょうぶかしら?
あたしのママはかふんしょうなの。 いろいろなかふんがダメらしいのだけれど、春先はやっぱりスギがてんてきみたい。
ママは一日中お鼻がむずむずするらしくて、いつも
こんな顔をしているわ。
へっくしょん!
あたしはわがやのアイドルくるみさん。
アイドルでい続けるのもなかなかたいへんよ。 しろくじちゅう、きんちょうしていなければいけないの。
きょうはパパのおひざの上で、えいぎょうちゅう。
でも、ついうっかり気を抜いてしまうと、アイドルもだいなしになってしまう。
やれやれ。
あたしのトップアイドルへの道は、まだまだ先が長いみたいね。
あたしがパパのおひざの上にばかりいたものだから、ママのきげんをそこねちゃったみたい。
「知りません。ママはくぅちゃんのこと、キライになりました」って、あたしが入れないようにさくを置かれちゃった。
うーん。
パパとママ、りょうほうにまんべんなくあいきょうをふりまかなければならないあたし。
かわいさは、つみよね。まったく。
「くぅちゃん。春を起こしに行きましょう」
ママのひとことで、パパといっしょにこうえんに行くことになった。
でもママ。春を起こしに行くにしては、その完全ぼうびのかっこうは、いささかどんなものかと思うわ。
お空が "きーん" ていう感じで青かった。 しばふ広場はまだ緑になっていなかったけれど、あたしたち以外はだれもいなくてひとりじめ。 だからママといっしょにかけっこした。
それから、みんなでこうえんの中をぼうけんしてきた。 あちこち歩いて、ようやくさくらの木をみつけたわ。
「さくらさん、そろそろ起きる時間ですよ」って声をかけてきたの。
だってあたしはお花見が大好きだもの。おいしいものも、食べられるし。
あたしはおさんぽの時につける、この、どう輪というものが大きらい。これをつけられるとからだがかたまってしまって、一歩も動けなくなるの。 まあね、一度お外にでてしまうと平気なんだけれど、でも、できるものならどう輪は付けたくないのよね。
春を起こしに行ったおさんぽの時も、おうちに帰ってきたらすぐにママのところにかけよった。 せなかを向けて、"ねえママ、はやくこれをとってよ"ってお願いしたわ。
「くぅちゃん、態度がエラソウよ」ってイヤミを言われたけれど、だって、イヤなものはイヤなのよ。 写真なんかとらなくていいから、どう輪をとってよ、ねぇ早く。
やれやれ。あたしはこれを外してもらうまでが、おさんぽなのよ。
あたしはやっぱり、おさんぽか大好きというわけにはいかないみたい。