みなさんおまたせしました。
ママの新作ができたわ。
どうかしら？ にあう？
前回のとはちがって、こんどはそでもついているのよ。
でも、その、、、 なにかヘンね。
あのね。 そでが少々長すぎないかしら？
とりあえずママのためにもよろこんでみたの。
あちこち走り回ってみたけれど、ときどきそでをふんづけて転びそうになるわ。
パパは「へんな歩き方だなぁ。 でも、成長して八頭身になれば、ぴったりになるんじゃね？」って、言っている。
ふんだ。ほっといてよ。あたしの手と足はどうせこれ以上長くならないわよ。
ふんだ。
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今ね、ママといっしょに、社会についておべんきょう中。
でもね、せいじらんもけいざいらんも、まるでれんさいマンガをとちゅうから読んでいるみたいで、なんだかさっぱりちんぷんかんぷんなの。
あたしはどちらかといえば、一話かんけつが好み。
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「おらおらっ！ 早く金を出さないと、このわんこがどうなっても知らないぞっ！」
っていうのじゃなくて、今はおひげ切りのさいちゅう。
でもどちらにせよ、あたしはじっとしていた方がよさそうね。
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あたしはサンマが好き。
あのあぶらのノリぐあいが、だいすきよ。 もしかするとお肉よりも好きかもしれない。
パパとママがサンマをたべていると、もうね、そわそわしっぱなしなのよ。 ちょっとでいいからちょうだいよってね。
「そんなにサンマが好きなら、サンマと対決させてあげる」 ってママ。
いや、その、たいけつなんかしなくていいのよ。あたしは食べたいだけなのよ。
うーん。こまったわね。
いちおうあたしは、ヒットアンドアウェイのせんぽうでいどんだわ。
あとで、しゃしんのできあがりを見たパパが、
「なんじゃこりゃ」っておどろいていた。
うーん。
あたしはサンマさんの、へんな汁をなめたことになるのかしら。
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あたしはわが家でいちばんえらいくるみさん。
あたしがわが家の中心じゃないとイヤなくるみさま。
だからパパ、あたしをちゃんと、なでなでして。
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あたしが今朝お庭に出てうんちをしたら、 地面に "ぴん！" と立った。
うんちをひろいに来たパパはそれを見て 「これは見事なうんち柱。今日はきっといいことがあるに違いない」と言っていた。
いいこと、あるかしら？
ちなみに今日はしゃしんにするとなまなましすぎるから、絵を書いてみたわ。
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みごとなうんち柱が立ったきのうは、それなりに良いことがあった。
ジジのおうちに行った。
たまご焼きをもらった。
もえちゃんとあそんだ。
そして生まれてはじめて、外にだっそうというものをしてみたの。
パパがお外にでたとき、戸を閉め忘れていたの。だからあたしも後ろからついていった。フェンスのすきまからおとなりのおうちのおにわに入って、ちょっとたんけんした。
後でパパとママからしかられたけれど、でも、あたしもはんこうきっていうやつかしら。はじめてのだっそうはちょっとスリルがあって、そして、楽しかった。
おうちに帰ってきたら、つかれていたのか、すぐにぐっすりだったわ。
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きのうはバレンタインデーという日だったらしい。 あたしはママからこんなクッキーを作ってもらったわ。 うーん、これってハートの形？
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みなさんおはようございます。くるみです。
あたしは朝が、わりとしあわせ。 夜はハウスの中に入れられて、パパとママとお別れしなければならない。あたしはさみしくてさみしくてしかたがない。また以前のように、パパといっしょにねたいのに。
「あなたが中途半端に一緒に寝たりするから、くるみがひとりで寝られなくなったじゃないの。どうするのよ」とパパがしかられているわ。いいきみね。
今朝もにいがたは雪がつもっているの。あたしは雪の上をパフパフと走るのが大好き。さっそくパフパフしてみたわ。
「こういうときはBGMにヴァンゲリスの音楽がいいなぁ」 とパパが言う。 「炎のランナーでも、南極物語でも、どっちでもいいけどね」だって。 なんのことかあたしはさっぱりだけれど。
さてと、つめたくなってきたから、あたしはおへやにもどるわよ。
ところがおへやに入るちょくぜんに、あたしはママにつかまえられた。
「そんなかっこうではお部屋に入れられません！」って言われて、あたしはママからからだじゅうをパンパンとはたかれた。
ちょっとかんべんしてよママ。あたしは悪いこと、なにもしていないわよ。
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今朝はやく、あたしんちにお客さんが来た。
あたしがまったく知らない人だったの。
あたしは知らない人をけいかいするのと、お客さんが来たのがうれしいのとではしゃぎまわるので、パパに「さぎょうのじゃま」って言われて、ハウスの中に入れられた。
知らない人は長いぼうのようなものを持っていた。ぼうでへやのてんじょうを突っつくようなしぐさをしていた。ちょっとあたしんちに何するのよちょっと。
知らない人がぼうでてんじょうをつつくたびに、
ぴー！ぴー！ぴーーーっっ！！
って大きな音がひびくの。そして「かさいはっせいです」って、スピーカーから女の人の声がする。
ちょ、、、
あたしはちょーびびってしまって、音がするたびにハウスをよじのぼろうともがいた。だって火事なんでしょ、逃げ出さなきゃ！
パパとママはそれを見て笑うのよ。ちょっとどういうことよ、あたしは必死なのよ。
「はい。点検終わりです。異常ありません」って、その人は帰っていった。
いったいなんなのよ。まったく、わんこさわがせな人ね。
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